魚がスーパーに並ぶまで
スーパーで並んでいる美味しそうな鮮魚は、どういうルートでやってくるのかご存知でしょうか。漁師さんがとった魚は、漁協に送られます。そして漁協から卸市場へと送られ、卸商や仲卸商の手に渡ります。市場で魚を売っているお店が、仲卸商です。卸を通して、スーパーや外食店へと魚は送られるというわけです。
送の際には生きたまま運ばれるので、鮮度が落ちることはありません。しかしいくつかの流通経路を通るため、鮮魚そのものの良さが消えてしまうのはもったいない話です。
漁師から直接買い付けている業者もある
最近は漁師から直接魚を買い取って販売する業者も増えてきました。例えば福岡で鮮魚を取り扱う業者の場合、中間業者を入れずに仕入れているので、いつでも新鮮な最中が手に入ります。また業者では、魚屋経営や飲食店も承っています。魚屋に並んでいる魚は、とれたてピチピチ。
また提供する魚は、魚のプロが選んだものばかりです。だから業者が提供する魚は、美味なものばかり。本当の意味で新鮮な魚は、味が全然違います。
魚は寝かせたほうが美味しい？
スーパーで売られている魚も、たしかに美味しいものは多いです。また高級寿司店では、「魚は寝かせるべき」が常識。魚は寝かせれば寝かせるほど味が出てくるそうです。魚を寝かせれば寝かせるほど味が出てくるのは、科学的にも証明されています。
しかし鮮度が落ちてしまうと、コリコリとした食感を味わうことはできません。鮮度が落ちると味は美味しくなるでしょうが、魚独特の触感が楽しめなくなります。
新鮮な魚は魚が苦手な人も大丈夫
さらに新鮮な魚は、不思議と生臭さはありません。魚が食べられない人の中には、独特の生臭さが苦手という方も少なくありません。臭さが原因で魚が苦手なのなら、鮮魚なら食べられる可能性があります。新鮮なので、食あたりの心配もないでしょう。
ほんとうの意味で新鮮な魚の味は、食べた者でしかわかりません。コリコリとした食感と、舌に染み込む旨味は一度体験すると病みつきになります。最高の体験を希望するのなら、とれたてピチピチの魚を食べるのが1番です。