海洋に関わる土木工事全般を行う
日本にはいろいろな職種が存在していますが、日本は島国ということもあり、海洋土木工事の需要が高いと言えるでしょう。
海洋土木工事というのは、埋め立てや海底トンネル、浚渫工事や護岸工事と言った海に関する工事全般のことを言います。
埋め立ては海を埋め立てて陸にしてしまうための工事ですが、何か建物を建てる場合などに行います。
海底トンネルは海中にトンネルを掘り、鉄道を繋ぐために行う工事で、日本には世界会長である青函トンネルが存在しています。
浚渫工事は海の底をさらい、土砂や岩石などを取り除く作業で、護岸工事は堤防の補強などを行う工事です。
海洋土木工事は一般的な土木工事よりも大変な面がたくさんあるのですが、海中で行う工事がメインになっているので、特殊な技術や知識が必要になることもあるのです。
広島県で海洋土木に関する業務を行う会社
広島県は瀬戸内海に面している県なので、海洋土木工事を行っている会社も存在しています。
その1つが広島県竹原市に本社を構える有限会社内海潜水です。
有限会社内海潜水では海洋土木工事全般を行っているのですが、いきなり工事に取り掛かることはできないので、まずは調査や測量を行わなければいけません。
海中での調査や測量は難しい面が多く、誰でも簡単にできるわけではないので、いろいろと経験を積んで勉強する必要があります。
海中に建造物を建てる場合には、海中で作業をしなければいけないこともたくさんあるのですが、場合によっては海中で溶接や溶断などの作業を行うこともあるのです。
もちろん一般的な溶接機では作業ができないので、特別な物を使うのは言うまでもありません。
他にも船舶の調査や清掃も受け持っていますし、すでに建設されている建造物の撤去や点検などの作業も行っています。
場合によっては水害が発生したときに派遣されることもあるので、水中作業のスペシャリストが集まっている会社となっているのです。