鹿児島県の南部に位置する枕崎市。少子化対策として子育て支援応援サイトを開設し、すべての子どもたちが安心して暮らせるまちづくりを進めています。
今回は、市の新しい取り組みである保育園児のための「おむつ給付事業」について紹介します。
保育園児のおむつ事情とは？
多くの保育園では、各家庭におむつの準備を依頼しています。しかしその裏では、記名や大量のおむつをまとめて持参するという手間が発生しています。保育園を利用する家庭では就労している保護者も多く、負担が大きいとの声も少なくありません。
また、現場でも園児ごとに在庫数やサイズを把握しながら使用する必要があり、保育士にとっても手間がかかっているのが現状です。特に人材不足の保育園では、できるだけ負担を減らして円滑に業務を進めたいのが本音ではないでしょうか。
枕崎市の「おむつ給付事業」について
そういった要望を受け、枕崎市では市内の保育園や認定こども園に通う0〜2歳の園児を対象に、「おむつ給付事業」を始めました。
まず、各保育園等におむつの月額定額制サービス「手ぶら登園」を導入。さらに利用料を市の給付でまかなうことで、保護者の準備の手間や費用面、双方の負担が軽減されます。月額定額制サービスを希望しない場合でも、利用費と同額を現物給付として受け取ることができます。
市の財源を活用した事業なので、枕崎市に住民票がある家庭を原則としています。市外から通園している場合は対象外となるので注意してくださいね。
「おむつ給付事業」は保護者や保育園にとって便利なサービス
日々の着替えやタオル、エプロンなど、保育園に持参する荷物はどうしても多くなってしまいます。量が多くかさばりがちなおむつの準備が無くなるだけで、とても助かりますね。保育園側にとっても個別の対応業務が減り管理がスムーズに行えるので、お互いのメリットは大きいといえます。
これから枕崎市の保育園に入園する人は、ぜひ参考にしてくださいね。