電気通信について分かりやすく説明してみた

電気通信とは

「電気通信とは、電気を使った通信を言います」と、言われてもなんのこと状態です。文字だけでおおよその検討はつくものの、具体的に説明するとなると、言葉に詰まる方も多いでしょう。
「電気通信なんて関係がない」と考えている方も多いでしょうが、大きな間違い。インターネットは電気通信の代表格。テレビ・ラジオ・電話も電気通信が深く関係しています。つまり、電気通信がなければ生活が成り立たなくなるのです。

電気を使って通信すること

電気通信をもう少し分かりやすく説明しましょう。例えば電話。どんなに離れた場所にいても、電話を通して会話をすることができます。電話で「もしもし」と、声を発したとします。すると「もしもし」という声の情報は、電気を使って相手の電話へと送られます。固定電話だと「電話線」を通して情報が送られますが、スマホの場合は「電波」にのって情報が送られます。ただどういう方法で送られるとしても、必ず必要になるのは電気です。
電気を使って情報を伝達するのが、電気通信です。

電気通信は法律で統制されている

しかし、誰でも簡単に電気を使って通信をするとなると、大変です。1つの会社が電気通信を全て乗っ取ってしまうと、他の企業が参入できなくなります。さらに個人情報も丸見えとなっているので、何に使われるのか分かりません。電気通信を悪用すれば、警察にバレずに悪いこともできるのです。
そこで「電気通信事業法」を定めて、厳しく管理。みんなで仲良く電気通信を使い、個人情報の保護を目的とした法律となっています。

有線と無線

電気通信は、パソコンやスマホだけで成り立つ訳ではありません。無線でやり取りできる範囲はかなり広がったものの、有線が用いられるケースもまだまだございます。電気通信に使われる有線を作っている会社は、日本全国各地にございます。
もちろん栃木にも電気通信に使われるケーブルを作っている会社があります。厳しい品質管理の元で生み出された有線は、一種の芸術作品。スポットライトは中々届きにくい仕事ではありますが、大きな支えとなってくれています。