仕事が出来るやつは恋愛でも強い・・そんな言葉をよく耳にします。
これは単に仕事が出来る=カッコイイと言った意味でしょうか。
それとも仕事が出来る=地位や名誉もあるから、という意味でしょうか。
それはどちらにも当てはまらないように思います。
どういう事かと言いますと、『心理戦』に強い人間は両方に長けているという事だと思うんです。
恋愛とは即ち心理戦です。
そして、マンパワーを扱うような仕事の現場において「人の心理」を巧みに掴む人間、心理戦が得意な人間は仕事も出来るという訳です。
とは言え人間得意・不得意があるのは当然でそれが分かった所でそうそうスイッチを変えるようには行きませんね。
そこで今回は、恋愛・営業どちらでも使えそうな心理学上のテクニックをご紹介します。
相手からOKを引き出すテクニック『フットインザドア』
営業・恋愛どちらにおいても「ハードルが高く、OKが貰えなそう・・」という場面は多々あります。
そう言った状況の時に非常に有用な心理テクニックが『フットインザドア』です。
単純に言ってしまえば、小さな頼みごとから徐々に大きな頼みごとへとスイッチして行く・・というものです。
心理学において『一貫性の原理』というものがあります。
これはマーケティングでも用いられる心理術で、人間は自身の行動や発言につき一貫している態度を取りたがる、というものです。
もっと簡略に言ってしまえば、人は一度YESと言ってしまうと次から徐々に断りにくい感じになってしまう。
という感じです。
なので一度相手に「YES」と言わせてみましょう。
元々『フットインザドア』とはセールスマンが玄関に足さえ踏み入れればあとはこっちのもの、という意味から言葉が派生しているのでもちろん営業にも使えます。
フットインザドアとは逆方向からのアプローチ・・『ドアインザイフェイス』
コツコツと小さいお願いごとや頼みごとから最終的には目的のOKやYESを獲得する方法として『フットインザドア』を紹介しました。
それとは逆の方向からのアプローチも紹介しておきましょう。
これは、恋愛ならば会える回数、仕事ならば面談・交渉できる回数が少ない場合などに有効かと思われます。
『フットインザドア』は小さいお願いごとから・・という感じでしたね?
この『ドアインザフェイス』はいきなり大きな要求を突きつけ、一度断られた後にもう少し低くした要求―こちらが本命の要求―を突きつけると格段に相手が要求を飲んでくれる率が上がる、というものです。
これは相手の罪悪感に訴えかける心理術となっています。
フリーマーケットアプリの値引き交渉などを想像してもらえれば分かりやすいかと思います。
あなたは一度5000円で売っていたものを半額の2500円で売って欲しいと交渉をうけて断ったものと想像してください。
同じ人から4000円で売ってもらえないか?と再度交渉が来たのを想像して見てください。
どうでしょうか。
不思議と最初から4000円で売ってくれと言ってきた場合よりも譲りたい気持ちになるのではないでしょうか。
これを恋愛や営業に置き換えれば『ドアインザイフェイス』の完成です。
まとめ:相手を知るには自分から
さて、営業や恋愛で使いやすい心理テクニックを二つ紹介しましたが
いずれも相手との関係や相手から自分がどう見えているか?
と言った要素やその状況によっても大きく左右されます。
またどちらのテクニックが自分に向いているかというのも重要な要素です。
自身の状況や相手の状態などを考慮しながらうまく心理テクニックを使いましょう。
そうすれば成功率は格段に上がるはずです。
それでは、健闘を祈ります。