ここ数年、御朱印帳がちょっとしたブームになり、神社を訪れる若い人の姿が見られるようになっています。神社側も従来にはなかったようなカラフルな御守りを作製するなど、対応を進めています。ある意味で観光スポット化している神社もあります。今回は大分県内の神社を紹介します。
それでは、初めに「じゃらんnet」の検索を使い、神社・神宮・寺院の口コミランキングを見てみましょう。結果は以下の通りです。
1 宇佐神宮
2 松尾神社
3 高塚愛宕地蔵尊
4 善光寺
5 実相院
6 富貴寺
7 両子寺
8 宇奈岐日女神社
9 大分県護国神社
10 龍原寺
日本は「神仏習合」的な面がありますから、神社と寺院の役割・機能が必ずしもクッキリと分かれているわけではありません。このランキングも、そういった意味から、両方を同じくくりで調査したのでしょうか。
結果を見ると、大分のトップ10では1、2、8、9位の4件が神社となりました。それでは個別に特徴を見てみましょう。
全国4万社の総本宮
1位の宇佐神宮は大分県宇佐市南宇佐にあり、全国に4万社以上ある八幡様の総本宮です。「総本宮」というのを現代的に言えば、ラーメン店が「のれん分け」して似た名前の店が全国にあるけど、そのおおもと、総本店と言えるのがココ、というのと同じことです。
宇佐神宮は八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后を祭神として祀っており、725(神亀2)年に創建されました。だいたい1300年前です。一瞬、見間違いかと目を疑ってしまいますね。皇室が伊勢神宮に次ぐ第二の宗廟(そうびょう、皇室の祖先を祀る場所)としている由緒ある神社です。本殿は国宝になっており、一見の価値はあります。
性器の神?
2位の松尾神社は大分県日田市内河町にあります。1769(明和6)年に建立された開運の神社です。男女の性器の神として、結婚や子宝といった方向に霊験があると伝わっています。4月の第2日曜日には「キノウさま祭」が行われます。
8位の宇奈岐日女神社は由布市湯布院町、9位の大分県護国神社は大分市にあります。