熊本には約5万戸の農家がいます。
全国的に見ても農家の数は減っており、熊本も例外ではありません。
しかし、45歳未満の割合は全国的に見ても高い水準にあり、比較的若い世代が農業に従事しているのが特徴です。
熊本の農家が従事する農業の特徴は?
熊本の農家が従事する熊本県の農業の特徴は、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇地域や多くの美しい島々によって構成される天草地域を中心に農業が行われています。
球磨川や菊池川などの一級河川や豊富な地下水によって豊かな水資源に恵まれれており、それを背景に品質の高い農作物が生産されています。
熊本県全体が天草地方の一部を除いて内陸性気候にあり、雨が多いのも特徴で、豊富な水を利用した農作物の生産にも強みを持っています。
農家といえば野菜やコメ、果物をイメージする方も多いですが、畜産業も農家の1つとして数えられることがあり、熊本ではこういった畜産に従事する農家も多いのが特徴です。
熊本の農家が主に生産する農作物とは?
熊本の農家が主に生産する農作物は、トマト、肉用牛、米、生乳、豚、みかん、いちご、すいか、なす、メロンです。
トマトは熊本の多くの農家が生産し、日本でも長年トップを走っています。
肉用牛は、阿蘇に代表される熊本の大自然の中で大切に育てられた「あか牛」が有名で、あか牛を中心に多くの牛が生産されているのが特徴です。
米の生産も盛んで、非常に多くのブランド米が生産されています。
主な固有ブランドだけでも、くまさんの輝き、ヒノヒカリ(三度のときめき)、森のくまさん、熊水そだち、にこまるが挙げられます。
これ以外にも阿蘇コシヒカリも有名なブランドで、農家も力を入れている銘柄です。
このようにブランド化や生産量の増強に努めているものも多く、熊本の農家の頑張りが垣間見えます。
野菜やフルーツ、米などを見たら産地を見てみましょう。
きっと熊本産のものが驚くほど多いはずです。