心を動かす資料を作るなら「コピペで使える!動くPower Point素材集1000」がオススメ

営業になり、最初は日々の授業準備に追われていましたが、余裕が出てくる頃になって気付いたのは、「果たして私の作る資料は心を動かしているのか?」という疑問でした。

資料はシンプルなものが見やすいですが、見やすい資料と心を動かす資料は違います。

私はPower Pointを用いて授業をしていたので、資料作りの勉強をするため、この本を手にとることになりました。

文字素材

文字素材、グラフ素材、図形素材などが取り扱われていますが、私が最も活用させていただいた部分が、「文字素材」です。

作者様も書いておられますが、授業でも何らかのプレゼンでも、「注目させる」という点は非常に重要です。

何について話をするのか、話の要点は何なのか、という点は、声の大きさで強弱をつけていても限度があります。

中には興味もなく聞いている人もいるでしょう。

そのような人には視覚で訴えかけるのが一番だと思います。

大きな文字や、動く文字には心を動かす力があると思います。

本書にある「勢いのある文字」、「一文字ずつ現れる文字」などは、重要だと感じたところではよく使わせていただきました。

普段Power Pointを使用していても、使ったことのないアニメーションが多くありますが、本書を読むことで、「こんな活用の仕方があるのか」と何度も驚かされました。

それらのテクニックを活用して、作成した資料を見た同僚に、「すごいね!その動きどうやって作ってるの?」と聞かれたこともあります。

1つの文章に複数のアニメーションを仕掛けて作る方法が書かれているのですが、とても分かりやすいですし、何よりも同僚に褒められたのが嬉しかったです!

テクニックとして、アニメーションの効果、テキストの動作、継続時間の設定についても書かれています。

今まで、それらを上手く活用することが出来なかったため、本を読みながら実践することでスキルアップにも繋がっていると感じました。

アニメーションを乱用して、ダサいスライド資料を作る方がいらっしゃいますが、ワンポイントとして使用することはとても効果があると感じました!

その他素材

クリックで変化する画像や、オンマウスで変化する画像の紹介があるのですが、これがいい仕事をします!

注目させて、重要な点を説明していても、やはり飽きてくるのが人間の心理だと思います。

「面白み」を作ると作者様もおっしゃっていますが、脱線の話は重要です。

中には脱線した話だけはよく覚えている方もいるくらいです。

記憶に残すためにも、クリックで画像を変化させるなどの技法を使うのは非常に効果的でした。

このように少し遊び心を取り入れて、資料を作ることも大切なのだと、本書を通じて学ぶことができました。

まとめ

Power Pointを使う人には、是非読んで欲しい本です。

この本を使うことで、アニメーションの重要性がとてもよく分かります。

今までアニメーションを使ってこなかった方には、手間と時間がかかると思いますが、相手に訴えかける効果は高いので、是非実践してみて欲しいと思います。

授業もプレゼンも、注目させて、こちらの話に相手を引き込み、時には面白さも加えて話をすることで、必ず成果をあげることが出来ます。

完璧じゃなくても、少しずつテクニックを活用することで、良いものを作り上げていくことができますので、自分の作る資料に疑問を感じている人、相手の心を動かしたいと感じている人に、オススメしたいと思います。