土木工事のコンサルタントの仕事とは

土木コンサルタントの大まかな仕事の流れ

世界中で行われている土木工事ですが、土木工事や建築工事を行う前には、調査や計画、設計などの作業を行わなければいけません。
これらの作業をプロデュースするのが土木工事のコンサルタントになります。

そんな土木工事のコンサルタントは、どのような流れで仕事を行っているのかを確認してみましょう。
例えば道路に亀裂が入って車が走行できなくなるなど、社会インフラサービスに重大な問題が発生したとします。

そんなときには、まず管理者が予算をしっかりと決め、土木工事のコンサルタント会社に調査などを依頼します。
道路であった場合には国の管理となるので、国が予算を決めてから土木工事のコンサルタント会社に依頼をするという流れになります。

依頼を受けたら実地調査を行い、現状どのようになっているのかをきちんと調べた上で計画書を作成するのです。
計画書が作成できたら、今度は設計を行います。

ここまでが前半の流れになるのですが、ここまで行うのにもかなりの日数が必要になるので、かなり大変な仕事だと言えるでしょう。
その後管理者が土木工事の依頼を行うようになるのですが、民間が所有している建造物であった場合には、所有者が土木工事会社に作業の依頼を行います。

しかし、管理者が国であった場合には入札となります。
入札を行って落札をした会社が土木工事を行うようになるのですが、基本的に土木工事のコンサルタントは、完全に工事が終了してもまだ終わりではありません。

一見設計が終われば仕事は終了のように思えますが、土木工事が終わった後に、しっかりと建造物を維持するための点検や管理をしていく必要があるのです。
土木工事のコンサルタントは、まだ建造物を造る前の段階から携わっています。

そして造られた建造物が使用済みとなり、解体されるまでは無関係ではいられません。
実際は建造物が造られたら、修理を繰り返して半永久的に使用されるので、1度仕事を担当したらずっと責任が付きまとう重要な仕事なのです。