校正といえば、出版関係のイメージがあります。
そのため、大阪や東京など出版社が多い地域の仕事のように思われます。
しかし、校正自体は文章がある場所で必ず発生する仕事であり、広島も例外ではありません。
そこで今回は、広島で行われている校正の仕事はどのようなものなのかを解説していきましょう。
広島でも行われている校正とはどんな仕事なのか？
校正とは一言で言えば、文章の修正をする仕事です。
原稿を読みながら誤字脱字のチェックをし、文字の誤りや用語の不統一（表記ゆれ）がないかを調べ、必要に応じてチェックや修正を加えていきます。
つまり、文章がある所に必ず存在する仕事といえるでしょう。
広島では、新聞社の校正部署に勤務している方やローカルな印刷物を発行している印刷会社に勤務している方がいます。
また、近年ではネットの進展によって、東京のメディアが広島でリモートの校正スタッフを募集し、実際に勤務している方も少なくないのです。
このように大都市部の仕事と思われがちな校正の仕事も、広島で活躍している方も意外に多くいるのが事実です。
特に最後に紹介したWebメディアに掲載する記事の校正の登場によって、より増えたといえるでしょう。
校閲との違いは？
広島には校閲（こうえつ）と呼ばれる仕事もあります。
これは、校正よりもより深い修正を加えていく仕事です。
執筆された文章に事実誤認がないかチェックしたり、嘘が書かれていないか調べて、必要に応じて指摘するといった仕事になります。
非常に細かなところまで踏み込み、ある事件をテーマにしたノンフィクションがあったとしたら、事件の発生した日時だけでなく、操作の流れや裁判、逮捕といったイベントの日時も事実であったか調べなければならないのです。
ここまでのレベルになると、校正スタッフでは手に負えない場合も多いため、より専門的な知識を持つスタッフや専門家を呼んで検証するといった作業になります。